はじめに
創業融資を金融機関に申請し、残念ながら否決された場合、「最低3か月は再度申し込めない」や「否決理由を解消できれば大丈夫」など、色々な情報が耳に入ってきます。
もちろん、金融機関も千差万別。銀行、信用金庫、日本政策金融公庫と色々ありますので、ケースバイケースではありますが、弊所にて知っている情報を公開します。
再審査での可決について
一度融資が否決され、その後否決された事由が申請者側で解消できた場合、再審査で可決される可能性はあるのでしょうか。
結論、あり得ます。
しかし、少ないと思われます。
金融機関にもよりますが、融資が「厳しい」と評価される場合
①否決する
②否決まではせず、申請者に見直しを要求する(取消)
の2種類の対応方法があると聞きます。
①で否決された場合、例えば問いのような3か月で解消できるくらいの否決事由の場合、「否決」の処分を下さないケースが多いと思われます。
担当者としても、「否決」にすると、否決の意思決定を構成する全ての要素が解消されないと否決事由は覆らない訳ですから、見直し要求とするケースもあり得ます。
例えば、否決事由が「赤字」の場合、それを短期間に解消するのは困難ですから、見直し要求に留めるケースなどが考えられます。
「否決」されたのか「見直し」なのかは、重要なポイント
創業融資を断られた場合、担当者に確認してみてください。
それによって、今後の申請方針が変わってきます。
まとめ
・3か月程度で解消できる事由なら、元々否決しない場合が考えられるので、「否決」された後、再申請を行い審査に合格できるのは稀と言える。
・自分に下された評価内容が「見直し(取消)」なら、その事由の解消により合格できる可能性はある。
・融資を断られた場合、自分がどのような評価をされたのか、担当者に聞く。教えてくれる場合があるので、今後の資金調達に生かす。