「起業したいな」と漠然と考えた時、最もお勧めする行為があります。
「開業資金を貯める通帳を作り、毎月入金する」
です。
金額は全然多くなくてOKです。最初は3,000円などでOKです。目標金額に向けて計画的に預貯金をしてください。
なぜ、この行為を勧めるかというと、来たる開業直前の資金調達の際、プラスに働くからです。
【創業融資制度を活用する際に】
必要資金の全額を自己資金で賄うことができれば良いですが、資金が貯まるまで時間が掛かり、タイミングよく開業できず、商機を逃すかもしれません。
そこで、創業融資制度を使って開業資金を調達することで、良いタイミングでチャレンジできる可能性が高まりますし、必要額に応じ、自己資金の数倍の金額を調達できる可能性があるため、手元資金が潤沢な状態で起業に臨むことができます。
【日本政策金融公庫又は銀行が見ているポイントの一つ】
創業融資を行うのは、日本政策金融公庫と、銀行等の金融機関です。後者には、自治体が利子の一部を補助する利子補給という制度があり、これを活用した融資は「制度融資」と呼ばれます。
融資担当者は様々な観点で申請者を審査しますが、この中で「計画性」も審査の一つです。計画性は、預金通帳に定期に金額が積みあがっているかが重要とも言われます。
【高い計画性を評価してもらおう】
融資の面談時、担当者に対して、その長期間に渡ってコツコツ入金された履歴が記帳された通帳を見せて、「この頃から開業を意識して、少しずつですが資金を貯めてきました」と伝えてみるのです。資金調達の面では、計画性が高いなと評価して頂けます。また、自ら決めた事を継続して行える人だなと感じる担当者も多いでしょう。
審査項目はこれだけではありませんが、確実に評価が高まると言ってもよいでしょう。
起業直前まで続けられたら、素晴らしいです。
弊所では、創業融資に係る事業計画書、損益計画書、資金繰り計画書の作成を支援しております。また、起業前後のコンサルティングを行っております。
小規模事業者持続化補助金等の補助金を併せて活用したいという方が多いので、伴走支援をご希望の方はお気軽にお問合せください。