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ウチはまだ銀行から融資を受けられる?決算書から見る一つの指標とは。秋田の経営コンサルタント・行政書士 上草事務所
2023.02.26

銀行から借り入れをしたいけど、今の財務状況で銀行は貸してくれるのかな?

と考える場面も、経営していれば何度もやってくると思います。

 

とはいえ、銀行に「ウチはいくら借りられますか?」と短刀直入に聞くのは、良策とは言えません。銀行は、資金使途といって何に使う資金なのか明確でなければ、検討すらできないからです。

 

そこで、一つ参考となる財務指標を紹介します。

 

「借入月商倍率」です。

 

簡単に言うと、今、月商の何倍の借入をしているのか??

ということです。

 

決算書からは、貸借対照表の「売上高」を12で割って、月商を出します。

また、貸借対照表の短期借入金、長期借入金を足して、「借入額」を出します。

 

そして、出した数字を見て、借入額が月商の6倍を超えてくると、銀行は融資判断に特に慎重になると言われています。

 

ただし、とても大事なことですが、この指標のみをもって判断することには意味がありません。一つの指標として考えます。

 

今後売上の目途が全く立たない、返せる見込みが立たない、役員貸付金が多くある、、等、様々な要因によって消極的に判断されることもあります。

 

逆に、この6倍を上回っていても、融資申請において、今後の収益性を高める効果的な取組が計画書に表現されていて、損益計画、資金繰り計画とも実現可能性が高い等の理由が見いだせれば、融資可能と判断頂けることもあり得るわけです。

 

 

注意するのは、とてもい良い計画であっても、融資担当者に口頭で伝えてもダメです。

 

銀行の決裁(内部の意思決定)は、書類による稟議です。何も誰も説明しなくても、書類を読めば、必要資金の内容や会社の状態が分かるようでなければ、何も伝えていないのとほぼ同じです。

 

 

ではどのように、融資申請の書類を作成・添付すればよいか?

この点については、弊所にてコンサルティングを行っておりますのでご相談ください。

 

 

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