創業融資(日本政策金融公庫)の6つのポイント④として「保全」を取り上げます。
「保全」とは、担保や保証人を備えることです。
創業時ではない通常の事業融資であれば、この「保全」を備えることは重要ですが、日本政策金融公庫の新創業融資において、重要度は下がります。
日本政策金融公庫の新創業融資申込にあっては、「保全」を求めておらず、担保不要、保証人不要となっています。
自治体の制度融資では、代表者に対して連帯保証を求めることが多いので、この点が大きな違いの一つです。
以下、日本政策金融公庫の新創業融資のページの「保全」要件欄を引用。
担保・保証人 原則不要
※原則、無担保無保証人の融資制度であり、代表者個人には責任が及ばないものとなっております。法人のお客さまがご希望される場合は、代表者(注4)が連帯保証人となることも可能です。その場合は利率が0.1%低減されます。
※創業融資は実績のない創業者に行うものであり、金融機関が返済不能のリスクを負担する側面を否定できません。
保全の重要度は確かに下がりますが、面談においては言動に気を付け、真摯に、謙虚に対応することが求められます。
創業融資、起業、創業相談、日本政策金融公庫融資、自治体制度融資は、行政書士上草事務所までご相談ください。